そのポニーテールが原因?「牽引性脱毛症」で後退した生え際を戻す5つの習慣


「いつも同じ位置で髪を結んでいる」「仕事中はきっちりとしたまとめ髪が欠かせない」という女性の皆さん、最近おでこの角や生え際が薄くなってきたと感じていませんか?それは加齢のせいだけではなく、日々のヘアスタイルによる「牽引性(けんいんせい)脱毛症」かもしれません。

牽引性脱毛症とは、髪が長時間引っ張られることで毛根に負担がかかり、抜け毛が進行してしまう状態のこと。特に負荷がかかりやすいM字部分は、一度後退し始めると目立ちやすく、老けた印象を与えてしまいます。

幸いなことに、このタイプの薄毛は日々の習慣を見直すことで、健やかな状態へ戻せる可能性が非常に高いのが特徴です。今回は、後退した生え際を復活させるための5つの改善習慣を詳しく解説します。


1. 結び方と位置を毎日変える「ヘアスタイルの多様化」

毎日同じ位置でポニーテールやお団子を作っていると、特定の毛根ばかりが常に引っ張られ、炎症を起こしてしまいます。

  • 結ぶ高さを変える: 高い位置、低い位置、サイドなど、日によって結ぶ場所をずらしましょう。

  • 分け目を変える: 分け目も引っ張られる力の支点になります。1cmずらすだけでも、頭皮にかかる負担を分散できます。

  • おろす日を作る: 週に数日は髪を結ばない「ダウンスタイル」の日を設け、頭皮を物理的なストレスから解放してあげることが重要です。


2. 髪に優しい「ヘアアクセサリー」への新調

細いゴムできつく縛り上げるのは、生え際にとって最大の天敵です。摩擦と圧力を軽減するアイテム選びを意識しましょう。

  • シュシュや太めのゴム: 設置面積が広いヘアアクセサリーは、力を分散させてくれます。

  • スプリングヘアゴム: コイル状のゴムは、髪を締め付けすぎずにホールドできるため、牽引力を弱めるのに効果的です。

  • バンスクリップ: ゴムで縛る代わりにクリップでふんわり留めるスタイルなら、毛根への負担を最小限に抑えられます。


3. 洗顔後の「生え際保湿」をスキンケアに組み込む

生え際の後退が気になる部分は、皮膚が硬くなり、血行が滞っていることが多いです。また、洗顔料のすすぎ残しなどで乾燥し、バリア機能が低下しているケースも散見されます。

  • 頭皮用化粧水の使用: 顔のスキンケアをする際、そのまま生え際から1cmほど上まで保湿液やスカルプエッセンスを馴染ませましょう。

  • 地肌を柔らかく保つ: 潤いがある頭皮は弾力があり、髪が抜けにくい土壌となります。乾燥は抜け毛を加速させるため、徹底した保湿が肝心です。


4. 就寝前の「生え際解放」と血流アップマッサージ

夜、寝ている間も髪を結んだままにするのは絶対に避けましょう。睡眠中は成長ホルモンが分泌され、髪が育つ大切な時間です。

  • ナイトキャップの活用: 髪をまとめたい場合は、結ぶのではなくシルク製のナイトキャップに収めるのが正解です。摩擦を防ぎつつ、頭皮をリラックスさせられます。

  • 指の腹で30秒マッサージ: 寝る前に生え際の地肌を優しく円を描くように動かします。引っ張られて固まった頭皮の緊張をほぐし、毛乳頭へ栄養が届きやすい環境を整えます。


5. 髪の修復を早める「タンパク質+鉄分」の摂取

物理的なダメージを受けた毛根を修復するには、内側からの栄養補給が欠かせません。牽引性脱毛症からの回復期には、特に以下の栄養素を意識してください。

  • ケラチンの元となるタンパク質: 鶏肉、魚、大豆など。

  • 酸素を運ぶ鉄分: 女性は不足しがちですが、鉄分が足りないと頭皮に十分な酸素が届かず、回復が遅れます。

  • 亜鉛: 新しい髪の合成をサポートします。


まとめ:毛根を休ませる勇気が「美髪」を作る

「髪を結ばないと落ち着かない」「仕事のルールでまとめないといけない」という方も多いかもしれません。しかし、牽引性脱毛症は放置すると毛根が寿命を迎えてしまい、二度と毛が生えてこなくなるリスクもあります。

まずは「少し緩めに結ぶ」「帰宅したらすぐに解く」といった小さな一歩から始めてみてください。生え際の毛根に休息を与えることで、眠っていた髪の生命力は必ず応えてくれます。

ふんわりとした生え際を取り戻して、どんなヘアスタイルも自由に楽しめる未来を目指しましょう。


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