抱っこが筋トレに変わる!産後ママのための「ながら二の腕エクササイズ」でたるみと肩こりを解消
「赤ちゃんを抱っこする時間は幸せ。でも、肩はガチガチ、二の腕はプルプル…産後の体型が気になるけど、運動する時間なんてまったくない!」
育児中のママにとって、この悩みは共通ですよね。赤ちゃんの体重は、二の腕の筋肉(上腕三頭筋)には大きな負担となり、疲労とともにたるみや肩こりの原因になってしまいがちです。
でも、安心してください!赤ちゃんの抱っここそが、実は二の腕を効率的に引き締めるための**最高の「負荷」**になるんです。
この記事では、大切な赤ちゃんを抱っこしたり、あやしたりしながら、無理なくできて効果抜群の「ながら二の腕エクササイズ」をご紹介します。スキマ時間を筋トレタイムに変えて、産後の体をスッキリとシェイプアップさせましょう!
産後の二の腕と肩こり。「抱っこ」がもたらす体の変化
産後のママの二の腕がたるみやすいのには、特別な理由があります。
1. 抱っこ姿勢による「巻き肩」と「猫背」
授乳や抱っこをする時、赤ちゃんをのぞき込む姿勢になりやすく、背中が丸まり「猫背」「巻き肩」になりがちです。この姿勢は肩甲骨の動きを制限し、血流を悪くするため、二の腕のむくみや老廃物がたまりやすくなります。
2. 「上腕二頭筋」ばかり酷使される
抱っこでは、主に腕を曲げる上腕二頭筋(力こぶ)を使います。逆に、二の腕のたるみの原因となる上腕三頭筋(二の腕の裏側)は使われにくく、衰えが進行してしまいます。
3. 時間がないからこそ「ながら運動」が最強
産後のママは、自分の時間を作るのが本当に難しいですよね。だからこそ、赤ちゃんのお世話をしながら行う「ながらエクササイズ」は、ストレスなく、継続できる効率的なシェイプアップ法なのです。
【実践編】赤ちゃんを抱っこしながらできる!二の腕引き締めエクササイズ3選
これからご紹介するエクササイズは、赤ちゃんを縦抱きや横抱きしている状態で安全にできるものを選んでいます。必ず、無理のない範囲で、体調が良い時に行ってください。
1. 赤ちゃんウェイト!縦抱っこ「サイドプッシュ」
二の腕のたるみに効く上腕三頭筋を集中して刺激するエクササイズです。赤ちゃんの重さがダンベル代わりになります。
【やり方】
赤ちゃんを縦抱きし、体にしっかりと密着させます。足を肩幅に開いて立ち、体幹を安定させます。
脇を締め、両腕を体の横に固定します。
息を吐きながら、両腕を肘から真後ろに押し出すように伸ばします。二の腕の裏側がギュッと収縮するのを意識してください。
伸ばしきったところで1秒キープし、息を吸いながらゆっくりと元の位置に戻します。赤ちゃんを落とさないように注意しましょう。
10回〜15回を1セットとし、無理のない範囲で行います。
2. 肩こりも解消!「バンザイ&引き寄せ」ストレッチ
抱っこで固まりがちな肩甲骨周りをほぐしつつ、二の腕を伸ばすことで血流を改善するストレッチです。
【やり方】
赤ちゃんを横抱き、または抱っこ紐で抱っこします。
両手で赤ちゃんの体を支えながら、ゆっくりと両腕を天井に向かってバンザイするように持ち上げます。
体の側面と脇の下が伸びるのを感じながら、深呼吸を2〜3回します。
次に、腕を下げ、肩甲骨を背中の中心に寄せるように、肘をグッと体に引き寄せます。
これを5回〜10回繰り返します。赤ちゃんの頭を壁などにぶつけないよう、周囲の安全を確認しましょう。
3. 赤ちゃんリラックス「腕のゆらゆら揺らし」
赤ちゃんをあやしながら、二の腕と肩の緊張を優しくほぐすリラックスエクササイズです。
【やり方】
赤ちゃんを抱っこし、優しくゆらゆらと揺らしながら歩きます。
この時、二の腕や肩に力が入っていないか意識します。腕の力ではなく、体幹と足の力で体全体を揺らすイメージです。
腕をブラブラと脱力させ、肩甲骨から腕が繋がっている感覚でリラックスします。
赤ちゃんが寝てくれそうなタイミングで、5分ほど継続することで、自然に二の腕周りの血行が促進されます。
効果を最大化するための産後ママ向け生活習慣
二の腕痩せの効果を抱っこエクササイズで高めるために、日々の生活で少しだけ意識したいポイントがあります。
1. 抱っこ紐の調整で姿勢をサポート
抱っこ紐が緩かったり、位置が低すぎたりすると、赤ちゃんの重さを腕や肩だけで支えることになり、負担が大きくなります。抱っこ紐の位置を適切に調整し、重さが骨盤や体幹で分散されるように意識しましょう。正しい姿勢はエクササイズ効果を高めます。
2. 温かいお風呂で血流改善とリフレッシュ
赤ちゃんが寝た後やパートナーに預けられる時間に、湯船にゆっくり浸かる習慣をつけましょう。体を温めることで、血行が良くなり、エクササイズで刺激した筋肉の回復と、二の腕のむくみの解消を助けます。
3. タンパク質をしっかり摂取する
二の腕のたるみを引き締めるには、筋肉の材料となるタンパク質が欠かせません。育児中は食事がおろそかになりがちですが、鶏肉、魚、卵、大豆製品などを意識的に摂取し、質の高い母乳のためにも栄養をしっかり摂りましょう。
まとめ:抱っこの時間は「自分磨き」の時間!
産後の二の腕痩せは、特別な時間を確保しなくても、日常のお世話の中に組み込むことができます。
赤ちゃんの成長とともに重さが増していく抱っこは、最高の筋トレです。ご紹介した「ながらエクササイズ」を無理なく続け、二の腕のたるみと肩こりを同時に解消しましょう。
自信を持って夏のおしゃれを楽しめるスッキリ二の腕を、赤ちゃんと一緒に手に入れることができますよ!