二の腕の脂肪がつきやすい、つきにくい体質:その原因と対策
「なんで私だけ二の腕が太いの?」「同じものを食べているのに、二の腕だけなかなか痩せない…」
そう悩んでいる方は少なくないはず。二の腕は、体の他の部分と比べて脂肪がつきやすく、一度つくと落ちにくいと言われています。
しかし、二の腕に脂肪がつきやすいのには、ちゃんとした理由があります。今回は、その原因と、体質に合った効果的な対策方法をご紹介します。
二の腕に脂肪がつきやすい3つの原因
1. 血行不良と冷え
二の腕の脂肪は、**「むくみ」や「冷え」**と深く関係しています。
血行不良: デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいると、肩や首の筋肉が凝り、二の腕への血流が悪くなります。
老廃物の蓄積: 血行が悪くなると、二の腕に老廃物が溜まりやすくなります。これにより、脂肪細胞と老廃物が結びつき、セルライトとなり、さらに脂肪が蓄積されやすい状態になってしまいます。
2. 筋肉の衰えと姿勢の悪さ
普段の生活で二の腕の筋肉(上腕三頭筋)を使うことはあまりありません。
筋肉の衰え: 筋肉が使われないと衰え、基礎代謝が低下します。これにより、二の腕に脂肪がつきやすくなります。
姿勢の悪さ: 猫背など姿勢が悪いと、肩甲骨の動きが制限され、肩や背中の血流が悪くなり、二の腕への脂肪蓄積を促してしまいます。
3. 脂肪の性質
二の腕の脂肪は、お腹や太ももの脂肪に比べて燃焼されにくい**「皮下脂肪」**がほとんどです。この皮下脂肪は、エネルギーとして使われにくいという性質を持っています。
痩せやすい体質に近づくための対策
これらの原因を理解した上で、以下のような対策を実践してみましょう。
1. 血行を良くする
ストレッチ: デスクワークの合間や寝る前に、肩甲骨や肩まわりのストレッチを行い、血行を促進しましょう。
マッサージ: お風呂上がりなど、体が温まっているときに、肘から脇に向かって二の腕を優しくマッサージすることで、老廃物を流す効果が期待できます。
2. 筋肉を動かす
筋力トレーニング: 二の腕の筋肉を鍛えることで、引き締まり、基礎代謝も上がります。
おすすめのトレーニング: 腕立て伏せ、プッシュアップ、ダンベルを使ったトレーニングなど。無理のない範囲で継続しましょう。
3. 姿勢を改善する
正しい姿勢を意識: 普段から背筋を伸ばし、肩甲骨を寄せるように意識することで、二の腕の血流が改善されます。
まとめ
二の腕に脂肪がつきやすいのは、特別な体質ではなく、血行不良や筋肉の衰えが原因であることがほとんどです。
血行を良くする
筋肉を動かす
正しい姿勢を保つ
これらの対策を地道に続けることが、二の腕の脂肪を落とし、健康的で引き締まった二の腕を手に入れるための最も確実な方法です。
まずは、今日からできる小さな習慣を一つずつ始めてみませんか?