プロが教える!メガネをピカピカに保つ正しいお手入れテクニック
はじめに:「メガネが汚れてる…」毎日のお手入れ、これで合ってる?
毎日使うメガネ。視界をクリアに保つためにも、いつでも清潔に保ちたいですよね。でも、「レンズがすぐに汚れる」「どう拭けばきれいに保てるの?」「傷つけないか心配…」と、お手入れ方法に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
自己流の間違ったお手入れは、かえってメガネを傷つけたり、レンズの寿命を縮めたりしてしまうこともあります。
この記事では、メガネのプロが実践する、メガネを傷つけずにピカピカに保つ正しいお手入れテクニックを徹底解説します。日々のちょっとした習慣から、頑固な汚れの落とし方まで、あなたのメガネを長持ちさせ、クリアな視界を保つためのヒントを見つけて、今日から実践してみませんか?
なぜメガネは汚れるの?汚れの種類を理解しよう
メガネが汚れる主な原因を知ることで、効果的なお手入れ方法が見えてきます。
皮脂・汗汚れ:顔に直接触れるため、皮脂や汗が付着しやすいです。特に鼻パッドや耳にかけるテンプル部分は、皮脂汚れが溜まりやすい部分です。
指紋:レンズにうっかり触れてしまい、指紋が付着することは日常茶飯事です。
ホコリ・花粉:空気中を漂う微細なホコリや花粉がレンズに付着し、視界を遮ります。
メイク汚れ:ファンデーションやアイメイクなどがフレームやレンズに付着することがあります。
乾燥した水滴跡:雨や水しぶきなどが乾くと、白い水滴跡となってレンズに残ります。
油汚れ:料理中や食事の際に油が飛んで付着することもあります。
これらの汚れが混じり合うと、ただ拭くだけではなかなか落ちにくくなります。
毎日できる!基本のメガネお手入れステップ
日々のちょっとしたお手入れで、メガネを常に清潔に保ち、汚れがこびりつくのを防ぎましょう。
ステップ1:まずは「水洗い」から!
いきなり乾いた布で拭くのはNGです!レンズ表面に付着したホコリや砂などの硬い粒子を、乾いた状態で擦るとレンズに傷がつく原因になります。
流水で洗い流す:水道の流水(ぬるま湯でもOK)で、メガネ全体を優しく洗い流します。この時、レンズ表面のホコリや砂をしっかりと流しきるイメージで行いましょう。
【POINT!】 熱いお湯はレンズのコーティングを傷める可能性があるので避けましょう。
(汚れが気になる場合)中性洗剤を使用:皮脂やメイクなどの油性の汚れが気になる場合は、薄めた中性洗剤(食器用洗剤でOK、ただし研磨剤や漂白剤不使用のもの)を数滴指に取り、泡立ててから優しくなでるように洗います。
【POINT!】 必ず中性洗剤を使用してください。アルカリ性や酸性の洗剤、石鹸はレンズやフレームを傷める可能性があります。
ステップ2:水分を優しく拭き取る
ティッシュで水分を吸い取る:洗剤成分が残らないようにしっかりと流水で洗い流したら、清潔なティッシュペーパーでレンズやフレームの水分を優しく吸い取ります。この時、擦らずに軽く押さえるようにしましょう。
【POINT!】 ティッシュで水分を吸い取ることで、後のメガネ拭きでの拭きムラを防ぎます。
メガネ拭きで仕上げ拭き:水分を吸い取ったら、**専用のメガネ拭き(マイクロファイバー製クロス)**で、レンズを優しく拭き上げます。
【POINT!】 メガネ拭きは常に清潔なものを使用しましょう。汚れたメガネ拭きでは、汚れを広げたり、レンズを傷つけたりしてしまいます。定期的に洗い、清潔に保ちましょう。
プロが実践!さらにピカピカにするお手入れテクニック
基本のお手入れに加えて、さらに効果的なテクニックをご紹介します。
1. レンズを拭く際の「持ち方」と「力加減」
片方のレンズずつ拭く:レンズとフレームのつなぎ目部分(テンプル側)を持ち、もう一方のレンズを拭きます。この時、力を入れすぎるとフレームに負担がかかったり、レンズが歪んだりする原因になります。
力を入れずに優しく:レンズの汚れは、力を入れて擦るのではなく、メガネ拭きがレンズ表面の油膜を吸い取るイメージで優しく拭き上げましょう。
2. 定期的な「超音波洗浄」の活用(メガネ店で相談)
ご家庭では難しい、フレームや鼻パッドの隙間に入り込んだ細かい汚れは、メガネ店の超音波洗浄器でスッキリ落とせます。
プロにお任せ:ご自身で超音波洗浄器を購入する方もいますが、メガネの素材によっては使用できない場合もあります(特にべっ甲や木製、宝石付きなど)。不安な場合は、購入したメガネ店で相談し、定期的にプロによる洗浄サービスを利用するのが最も安全で確実です。
3. メガネ拭きの洗い方
メガネ拭きが汚れていると、レンズもきれいになりません。定期的に洗って清潔に保ちましょう。
中性洗剤で手洗い:少量の衣料用中性洗剤を使い、ぬるま湯で優しく手洗いします。
よくすすぐ:洗剤成分が残らないよう、しっかりとすすぎます。
陰干し:形を整えて、風通しの良い場所で陰干しします。乾燥機は使わない方が良いでしょう。
こんな時はNG!メガネのお手入れでやってはいけないこと
うっかりやってしまいがちな、メガネを傷めてしまうNG行為です。
乾いたティッシュや服の裾で拭く:ホコリや固い繊維がレンズを傷つけます。
熱いお湯やドライヤーで乾かす:レンズのコーティングが剥がれたり、フレームが変形したりする原因になります。
アルコールやベンジンなどの溶剤を使う:レンズのコーティングやフレームの素材を傷める可能性があります。
中性洗剤以外の洗剤を使う:アルカリ性や酸性の洗剤は厳禁です。
メガネをかけたままお風呂に入る:急激な温度変化はレンズやフレームにダメージを与えます。温泉やサウナも避けましょう。
まとめ:正しいお手入れで、メガネを長く大切に!
メガネは、私たちの視界をサポートする大切な道具です。適切なケアを行うことで、レンズの透明度を保ち、フレームを長持ちさせることができます。
「水洗い」「ティッシュで吸水」「メガネ拭きで優しく拭く」という基本のステップを毎日実践するだけで、あなたのメガネは格段にきれいになります。ぜひ今日からプロのお手入れテクニックを取り入れて、クリアな視界と快適なメガネライフを楽しんでくださいね!