🎣✨広大な海で大物を狙う！遊漁船（釣り船）利用ガイド。安全に楽しむための注意点・持ち物・マナーを徹底解説！
陸っぱりからの釣りとは一味違う、壮大な海の上で楽しむ「船釣り」。遊漁船（釣り船）に乗れば、普段は行けない沖合の漁場へ行けて、憧れの大物に出会えるチャンスも広がります！
でも、「遊漁船に乗ってみたいけど、初めてだから不安だな…」「海上での釣りって、何か特別なルールがあるのかな？」と感じている方もいるかもしれませんね。
海上は、陸上とは違う独特の環境です。安全に、そして気持ちよく釣りを楽しむためには、いくつかの基本的なルールや注意点を知っておくことが大切です。この記事では、水産庁からの呼びかけも参考にしながら、遊漁船を安全に、そして気持ちよく利用するための情報を分かりやすくご紹介します！
- 遊漁船（釣り船）って、どんなサービス？
- 海の上は安全第一！利用者が必ず守るべきルール
- 遊漁船に乗る前の準備と当日の流れ
- 周りの人にも配慮！遊漁船での「マナー」
- 初めてさんへ！遊漁船選びのヒント
これを読めば、あなたも安心して遊漁船に乗って、大海原での釣りを楽しめるようになるはずです！
遊漁船（釣り船）って、どんなサービス？
遊漁船とは、釣り人を乗せて、沖合や湾内の漁場まで案内し、釣りを楽しませることを目的とした船のことです。専門の知識や経験を持った船長さんが、その日の気候や海の状況、魚の釣れるポイントなどを判断して、私たちを安全な場所へ連れて行ってくれます。
遊漁船を運航している事業者は、「遊漁船業者」として都道府県知事の登録を受けています。この登録制度は、利用者が安全に遊漁船を利用できるように、業者に対して安全管理規程の作成や保険への加入などを義務付けているものです。
つまり、登録を受けている遊漁船は、一定の安全基準を満たしていると言えます。
海の上は安全第一！利用者が必ず守るべきルール
海上での安全確保は、遊漁船を利用する上で最も大切なことです。私たち利用者が必ず守るべきルールがいくつかあります。これらは、あなたの命、そして一緒に乗船しているみんなの命を守るための重要な決まりです。
- 救命胴衣（ライフジャケット）の着用義務: 遊漁船に乗船する際は、大人も子供も必ず、国土交通省型式承認品の救命胴衣を正しく着用しなければなりません。これは法律で定められた義務です。もし、万が一海に転落してしまっても、救命胴衣を着けていれば体が浮き、命を救われる可能性が格段に高まります。暑いから、邪魔だから、と着用を怠ってはいけません。
- 船長の指示に必ず従う: 遊漁船の船長は、海上での経験が豊富で、気象や海の状況、船の操縦、そして乗船者全員の安全確保に関するプロフェッショナルです。船長からの指示（移動の合図、釣り座の指定、危険な場所への立ち入り禁止など）は、船の安全な運行と、乗船者全員の安全確保のために絶対です。必ず船長の指示に従ってください。
- 飲酒は節度を持って: 遊漁船内でのお酒は、楽しい釣りに彩りを添えてくれますが、飲みすぎは禁物です。泥酔してバランスを崩し海に転落したり、周囲の乗船者に迷惑をかけたりすることは大変危険です。節度ある飲酒を心がけましょう。船によっては飲酒を禁止している場合もありますので、事前に確認が必要です。
- 危険な場所への立ち入り禁止: 船内には、波をかぶりやすい場所や、滑りやすい場所、機器が設置されている場所など、安全のために立ち入りが制限されている場所があります。船長から指示された場所以外には立ち入らないようにしましょう。
- 無理な体勢で釣りをしない: 大きな魚を釣り上げようと無理な体勢になったり、バランスを崩しやすい場所で釣りをしたりすることは危険です。常に周囲の状況に気を配り、安全な体勢で釣りを行いましょう。
これらのルールを守ることは、快適で安全な船釣りを楽しむための基本中の基本です。
遊漁船に乗る前の準備と当日の流れ
遊漁船での釣りをスムーズに楽しむために、事前の準備と当日の流れを確認しておきましょう。
- 予約: まずは、行きたい釣り場や釣りたい魚種などを決めて、遊漁船業者（船宿）に電話やインターネットで予約を入れましょう。人気の船宿や釣り物は早めに予約が必要です。予約時に、料金、集合場所、時間、レンタルタックルの有無、キャンセル規定などをしっかり確認しておきましょう。
- 持ち物の準備:
- 釣具: 竿、リール、仕掛け、予備の糸など。（レンタルできる船宿も多いです）
- 服装: 海上は陸上より寒く、波しぶきで濡れることもあります。動きやすく、汚れても良い、防水性・防寒性のある服装（レインウェアなど）を用意しましょう。帽子、滑りにくい靴も忘れずに。
- その他:
- 救命胴衣: 乗船中の着用が義務付けられています。船宿でレンタルできるか確認しましょう。
- タオル: 濡れた手や釣った魚を拭くのに使います。
- 飲み物・軽食: 海上では自動販売機などはありません。必要な分を用意しましょう。
- 酔い止め薬: 船酔いが心配な方は、乗船前に服用しておくと安心です。
- 日焼け止め・サングラス: 海上は日差しが強いです。
- ハサミ、ペンチ、ナイフ: 仕掛けを切ったり、魚を処理したりするのに使います。
- クーラーボックス・氷: 釣った魚を持ち帰る場合に必要です。
- ゴミ袋: 自分のゴミは必ず持ち帰りましょう。
- 集合・乗船: 予約時に確認した集合場所に、時間に余裕を持って到着しましょう。船長や船宿のスタッフに挨拶し、受付を済ませます。乗船する際は、船長の指示に従い、足元に注意して乗り込みましょう。
- 釣りを楽しむ: 船長の指示された釣り座につき、周りの釣り人にも配慮しながら釣りを楽しみます。分からないことがあれば、遠慮せずに船長や他の乗船者に聞いてみましょう。
- 下船: 釣りが終わったら、船長の指示に従って安全に下船します。忘れ物がないか確認し、船宿の施設（洗い場など）を利用する場合は、ルールを守って利用しましょう。
周りの人にも配慮！遊漁船での「マナー」
遊漁船には、あなただけでなく他の釣り人も乗船しています。みんなが気持ちよく釣りを楽しむために、マナーを守ることも大切です。
- 周りに注意してキャストする: 仕掛けを投げる際は、周りの釣り人や船体を傷つけないように注意しましょう。
- 釣り座の範囲を守る: 自分の釣り座の範囲を超えて釣りをしたり、他の人の釣り座に干渉したりしないようにしましょう。
- 騒ぎすぎない: 周囲の釣り人の迷惑にならないよう、大声で話したり騒いだりすることは控えましょう。
- ゴミは必ず持ち帰る: 釣り場で出たゴミは、絶対に海に捨てたり船に残したりせず、すべて持ち帰りましょう。
- 船宿のルールを守る: 船宿ごとに独自のルールがある場合があります。事前に確認し、従いましょう。
これらのマナーを守ることで、あなた自身も、そして周りの釣り人も、快適に船釣りを楽しむことができます。
初めてさんへ！遊漁船選びのヒント
「遊漁船に初めて乗るけど、どの船を選べばいいんだろう？」と迷ったら、以下の点を参考にしてみてください。
- 「初心者歓迎」と謳っている船宿を選ぶ: 初心者向けのレクチャーがあったり、レンタルタックルが充実していたりする船宿だと安心です。
- 釣りやすい時期や釣り物を狙う: 比較的波が穏やかで、魚がよく釣れる時期や釣り物を選ぶと、初めてでも釣果が得やすく、船釣りの楽しさを実感しやすいでしょう。
- レンタルタックルが充実しているか確認: 最初に全ての釣具を揃えるのは大変です。レンタルタックルがある船宿なら、気軽に船釣りを始められます。
- 口コミや評判をチェック: インターネットの釣り関連サイトやSNSなどで、実際に利用した人の口コミや評判を参考にしてみるのも良いでしょう。
まとめ：ルールとマナーを守って、安全に、そして最高の船釣りを！
遊漁船に乗っての釣りは、陸っぱりでは味わえない、広大な海での特別な体験です。大物を釣り上げた時の感動や、海上からの景色、そして同じ船に乗る人たちとの交流も、船釣りの大きな魅力です。
水産庁からの呼びかけにあるように、海上という特殊な環境だからこそ、安全への配慮が何よりも大切です。今回ご紹介したルールとマナーを守り、事前の準備をしっかり行うことで、あなたは安心して、そして気持ちよく船釣りを楽しむことができます。
「遊漁船に乗ってみたい！」という気持ちが湧いてきたら、ぜひ勇気を出して、近くの船宿に問い合わせてみてください。あなたの安全な船釣りデビューを応援しています！